技術者のビタミン・ニ週1冊「言葉の力」( Vol.29) |
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2008/02/11 月曜日 16:18:15 JST |
「50のエンパワーメントメッセージ」(大杖正信/アチーブメント出版)
私はいま、売り上げ100億円という目標に挑戦しています。
一歩前進するにも、様々な障害や困難にぶつかっています。
これまでの事業ややり方では、到底達成できない。
新しい事業や新しいやり方では、周囲の理解や協力を得るには、骨を折る努力が必要です。それ以上に、自分自身の不安も大きい。
そんな時に、胸にぐっと来る言葉は、自分を励ます力となり、挑戦を続ける源泉となります。
成功する人は、自分自身の人生理念となるような言葉をもっています。
本書を読んで、感銘した言葉をいくつかご紹介します。
- 桜は桜の、梅は梅の美しさがある。梅が桜になれないように、あなたはあなたが他の誰かに変われるわけではない。
- 幸せ(喜び)は3つのステップがある。してもらう喜び。自分自身ができる喜び。してあげる喜び。
- 自分に嘘をつくことで、何を得ているか?同時に何を失っているか?
- 「聞く」が「聴く」に変われば、会話が弾み、相互理解や相互信頼が深まる。さらに「訊く」に変われば、気付きが生まれ、新しい視点が発見できる。
- 人間関係の三冠王。 関心。相手の気持ちや思いを知りたい、理解したいという関心をもつこと。
- 感謝。何があってもどんな時でも、感謝するあなたであれば、真の豊かさを得ることが出来る。感動。相手の期待を超えるような「おもてなし」を与えたり、尽くすことができたとき、感動が生まれる。
- 人としての深みは、与えられた現実に対して、 どれだけ自らリスクと責任を負えるか、で決まる。何があっても他人や組織のせいにせず、原因は自分にあると反省する。その積み重ねが、その人の深みとなり、真の優しさや強さに繋がっていく。
- 仕事の成果は、その人の能力より、決意の度合い、行動の質と量で決まる。
- リーダーシップの原点は方向性、信念である。リーダーとは、決して諦めずにビジョンの実現、目標達成に挑み続ける器の持ち主である。
- リーダーの必須要素として、その第一は「勇気」。
筆者プロフィール
氏名: 楊 仲慶(ヤン ツォンチン)
生年月日: 1962年6月1日
出 身
地: 中国浙江省
略歴:
1983年7月: 中国浙江大学電気工学部 卒業
1990年9月:
東京工業大学電気電子工学科博士を取得
1990年10月: 東洋電機製造(株)技術研究所入社
1994年1月: 東洋電機製造(株)退社
1993年7月: マイウェイ技研(株)設立
1999年11月: 西安交通大学 特聘 教授
「技術者のビタミン・二週一冊」について
誰もが自分自身を成功させたいと思うはずです。そのために、重要なことは自分のレベルをあげることです。手軽く効果的な方法は、読書です。
【技術者のビタミン・二週一冊】は、技術者にとって読んだ方が良い本を私なりに選び、自分の体験と重ねながら紹介します。
本ビタミンと共に、是非ご一緒に読んでほしいです。
(本連載は筆者が発行するメルマガより筆者の許可を得て転載しています。)
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