「テクニカルショウヨコハマ2008」13日からいよいよ開催 |
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2008/02/04 月曜日 14:05:02 JST |
新規出店が4割
2月13日~15日の3日間、パシフィコ横浜の展示ホールC、Dで「第29回工業技術見本市 テクニカルショウヨコハマ2008」が開催される。今年で29年目を迎えるこの展示会は、出展社の3~4割が常に新しいという鮮度の高さが特徴だ。出展社の多くは先端の技術力を持つ中小企業で、新技術や新製品の発表の場として満を持して出展することが多いことでも知られている。
生産から異業種交流まで、5分野の新製品と新技術を展示
テクニカルショウは、ビジネスソリューション、生産、生活・環境、異業種交流等グループ、産学公連携の5分野に分かれており、なかでも今年の見所となっているのが生産だ。出展社数は143社と各分野のなかで最多で、その半数がすべて前回出展していない新規企業ばかりだ。
また、市外から「上越ものづくり協議会」「厚木市」「新潟県県央地域地場産業振興センター」「秦野商工会議所」などがグループとして参加している。(社)神奈川県産業貿易振興協会の落合尚信販路促進課長は「マーケットとして横浜に魅力があるため」とする。商工業ともに横浜が発展し、全国規模で展開している企業が多いため、そこに市外企業がビジネスチャンスを求めて出展してくるのだという。
注目の産学公連携は昨年の6割増し
一方、生産とならんで新規出展が多いのが産学公連携だ。こちらは昨年より6割増しの73社が出展している。主催者側が力をいれていることもあるが、来場者からの注目度も高い。今回IT関連では、シコー技研がカメラ付携帯電話用オートフォーカス・リニア・モーター、大和電機工業がフルカラーIDカード発行機などを展示する予定。
また、会期中に行われるセミナーの産学連携ワークショップも昨年より増やしており、14~15日の出展大学・ベンチャーによる先端研究プレゼンテーションでは、両日で26テーマの研究発表などが行われる。15日には併催行事として知的財産権のシンポジウムも予定されており、知財に対しての認識も深められそうだ。
受発注の商談会で全国の企業が一堂に会する
なお、展示会に合わせて今年も受・発注「購入資材調達」商談会も開かれる。これは全国各地から発注企業と受注企業が一堂に会し、受注企業が求める案件に対して、設備技術がマッチしている受注企業とが個別に商談を行う場だ。
今年のテクニカルショウの総出展社数は321社・団体、来場者は3日間で3万人を見込む。分野別の出展コマ数はビジネスソリューションが53小間、生産が170小間、生活・環境が30小間、異業種交流等グループが43小間、産学公連携が102小間。また出展社の8割が県内の企業・団体で、このうち4割が市内となっている。
テクニカルショウヨコハマ2008のWebサイト:
http://www.tech-yokohama.jp/tech2008/
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