技術者のビタミン・ニ週1冊「富を招き寄せるには」(Vol.25) |
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2007/12/18 火曜日 09:26:01 JST |
「富の福音」(アンドリュ・カーネギー/騎虎書房)
誰もが多くの富を手に入れたい、金持ちになりたいと思うはずですが、実際に金持ちになるにはほんの一握りです。
金持ちになるには、3つの要素があるような気がします。
第一に、勤勉であること。
宝くじなどで当たった人は別として、この世の中で、勤勉でない人が金持ちになったという話しは聞いたことがありません。
第二に、その分野でセンスや才能があること。
富は自分の才能が人に社会に認められ、貢献した見返りです。
第三に、時の運、チャンスを掴むこと。
運やチャンスは、勤勉さや才能にも大きく左右されます。
上記3つに照らして、自分はいずれも合格だと思っています。
そして、年収1億円の人を3人育てることを目標にしています。
本書を読んで、感銘した言葉をいくつかご紹介します。
- ・「私は何をしたいのか」ということではなく、「自分のできること仕事は何か」ということが、そもそもの出発点なのであった。
- ・父も母も私も懸命に働きながら、お互いにその日の楽しかったことを語り合い、それぞれの苦労を嘆いたり、弱音を吐いたりするようなことはなかった。
- ・優れた経営者は無から有を簡単に生み出し、巨額の資本を使う事業に携わってもその資本に見合う以上の利益をあげることができるからだ。
- ・経営者を評価するのは、努力ではなく、結果である。
- ・信頼心が強くすべてを人に任せ、自分の生活が成り立たないのは、他人の責任だとするような人たちを助けるべきではない。自分の将来に希望を持ち、勤勉と勉学に励み、貧しくても意欲があり、努力を続ける人たちが、助ける価値のある人たちなのである。
- ・青年に富を残すことはほとんどの場合、その青年にとって不利であり、貧窮の中に努力をさせることこそ、青年の利益となるものである。
- ・真の慈善とは、自らを助けるために努力している者に対して、その努力に応じた援助を行うことである。この原則を持たない慈善は、人々を不幸に導くだけの偽りの慈善なのである。
- ・事業もまた、富と同じく公共の財産であり、その職務を引き継げる才能のある者のみに、財産の運営を任せることは、事業家の職務なのである。
筆者プロフィール
氏名: 楊 仲慶(ヤン ツォンチン)
生年月日: 1962年6月1日
出 身
地: 中国浙江省
略歴:
1983年7月: 中国浙江大学電気工学部 卒業
1990年9月:
東京工業大学電気電子工学科博士を取得
1990年10月: 東洋電機製造(株)技術研究所入社
1994年1月: 東洋電機製造(株)退社
1993年7月: マイウェイ技研(株)設立
1999年11月: 西安交通大学 特聘 教授
「技術者のビタミン・二週一冊」について
誰もが自分自身を成功させたいと思うはずです。そのために、重要なことは自分のレベルをあげることです。手軽く効果的な方法は、読書です。
【技術者のビタミン・二週一冊】は、技術者にとって読んだ方が良い本を私なりに選び、自分の体験と重ねながら紹介します。
本ビタミンと共に、是非ご一緒に読んでほしいです。
(本連載は筆者が発行するメルマガより筆者の許可を得て転載しています。)
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