テクニカルショウ2012(第7回)-産学連携コーナー・企業紹介① |
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2012/02/21 火曜日 22:54:02 JST |
テクニカルショウの「産学公・企業間ネットワーク」のコーナーでは、これまでの成果発表を行う企業や、横浜企業経営支援財団(IDEC)のインキュベーション施設から出展した企業が13社集まった。ここでは成果発表を行った5社の展示を紹介する。
■(株)グランパ
リーフレタスなどの葉物野菜を効率よく生産する太陽光利用型の養液栽培施設「グランパドーム」のメーカー。グランパドームは、直径29メートルのエアドーム内に直径20メートルの円形水槽を搭載し、栽培環境と生産コントロールを自動で行う栽培施設。常にムダなスペースが存在しないよう設計されており、生産性と作業性の両面を向上させている。今年から施設の本格販売を始め、すでに多くの引き合いが寄せられている。
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■(株)アグリ王
LEDを使用した植物工場ユニット、「ピッコロ」を開発販売するメーカー。レストランサイズのためディスプレイとしても利用でき、注文が入ってから収穫できる。生産能力は1台あたり約200株。栽培できる野菜はベビーリーフ、レタス、サラダ菜、ホウレンソウなどの葉物野菜。LEDなので省エネ化が図れ、無農薬野菜の売れ残りリスクを極力抑え、少量多品種生産が可能。業務用冷蔵庫サイズなので設備投資もわずかで済むという。
■横浜市リハビリテーション事業団
臨床現場と研究開発が近い位置に置かれ、より実効的な福祉機器開発のシステムを構築している。展示は福祉機器共同研究・臨床評価事業の紹介と、これまでの成果事例などを報告。製品はさまざまな障害に対応できる電動車イスのコントロール部分として、「ヤマハインターフェイスBOX」などを展示した。
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■(株)インターマインド
①組み込み用名刺サイズの高速浮動小数点DSPボード、低消費固定少数点DSPボード、②DSPを使ったデジタル信号処理による応用計測機器(異常検知機器、音声処理装置など)を展示。アナログ信号処理をデジタル信号処理に移行することで、高速で柔軟な処理や解析を行うことができるようになり、産業計測分野からオーディオ分野に至るまで幅広く活用できるという。
■穂高電子(株)
日影測定分析器「SunEye」と、高所赤外線サーモカメラシステム「たかみ君サーモ」を展示。太陽光発電システムの発電量を最大限に引き出すためには、太陽電池設置場所の日影診断と、太陽電池のホットスポット検知が重要となる。両製品はその用途に向けに開発された。SunEyeはGPS内臓で魚眼レンズ付2万画素デジカメ機能により太陽電池設置場所での日影割合をリアルな画像で診断できるという。
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