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技術者のビタミン・ニ週1冊「人生の心構え」( Vol.21) プリント
2007/10/23 火曜日 10:50:52 JST
     「道をひらく」(松下幸之助/PHP研究所)

誰もがそう思う。「悲しい時には、慰めてほしい。」
「自信を無くした時には、勇気を与えてほしい。」
「困難にぶつかった時には、力を貸してほしい。」
「自分をさらに成長させたい時には、目標を示してほしい。」
 周りに立派な先輩がいればいいですが、現実にはそうは行かない。
 今、私は、ここ上海において、電動車用モータ・コントローラの製品化に取り組んでおり、人材、資金、販売などの面において様々困難にぶつかっています。そんな時に心にグッと来る言葉が、自分自身をかきたてる力になります。
 本書を読んで、自分の志、生き甲斐などを再確認することができ、改めて誠実、思いやり、奉仕に生きることの大切さがわかりました。
 感銘した言葉をいくつかご紹介します。
  • 自分には自分に与えられた道がある。道をひらくには、まず歩まなければならない。
  • 逆境、それはその人に与えられた尊い試練であり、この境涯に鍛えられてきた人は誠に強靭である。
  • 素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚れを生む。
  • 命をかけるほどの思いで志をたてよう。志を立てれば、事はもはや半ばは達せられたと言ってよい。
  • 人生は真剣勝負である。だからどんな小さな事にでも命をかけて真剣にやらなければならない。
  • 人はいつも死に直面している。それだけに生は尊い。そして、 それだけに、与えられている命を最大に生かさなければならない。
  • 徳、孤ならず」。正しいことはいつか必ず人々に理解してもらえる。・失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れた方がよい。
  • 「見ること博ければ迷わず。聴くこと聡ければ惑わず。」分からないことは聴くことである。知らないことは尋ねることである。
  • その人の手によって直接にできなくても、その人の誠実な熱意が 目に見えない力となって、自然に周囲の人を惹きつける。
  • 勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。
yan.jpg筆者プロフィール
 氏名: 楊 仲慶(ヤン ツォンチン)
 生年月日: 1962年6月1日
 出 身 地: 中国浙江省

略歴:
 1983年7月: 中国浙江大学電気工学部 卒業
 1990年9月: 東京工業大学電気電子工学科博士を取得
 1990年10月: 東洋電機製造(株)技術研究所入社
 1994年1月: 東洋電機製造(株)退社
 1993年7月: マイウェイ技研(株)設立
 1999年11月: 西安交通大学 特聘 教授

「技術者のビタミン・二週一冊」について
誰もが自分自身を成功させたいと思うはずです。そのために、重要なことは自分のレベルをあげることです。手軽く効果的な方法は、読書です。
【技術者のビタミン・二週一冊】は、技術者にとって読んだ方が良い本を私なりに選び、自分の体験と重ねながら紹介します。
本ビタミンと共に、是非ご一緒に読んでほしいです。
(本連載は筆者が発行するメルマガより筆者の許可を得て転載しています。)

 
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