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今年も開催「みなとみらいスマートフェスティバル」その経済効果は?

今年も開催「みなとみらいスマートフェスティバル」その経済効果は?7月31日に横浜市のみなとみらいで開催された花火大会は、地元企業などが主体となった実行委員会によって、3年ぶりに開催された去年に続き今年も開催されました。  約2万発の花火が打ち上げられ、地元の飲食店やホテルなどに経済効果をもたらしました。  横浜市は、みなとみらい21地区の開発や事業活動がもたらす経済波及効果の推計を発表しており、2020年度には約2兆円の経済効果があったとされています。  世界的に有名な花火大会としては、シドニーの「ニューイヤーズ・イブ・ファイアーワークス」、モントリオールの「ラ・ロンドンド」、バルセロナの「マジカ・デ・ラ・メルセ」、ニューヨークの「マンハッタン・ファイアーワークス」などがあります。  これらの花火大会は、多くの観光客を集め、地元経済に大きな経済効果をもたらしています。
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お知らせ 再発刊に向けて準備中 大変ご迷惑をお掛け致しておりますがもう少しお待ちいただきます様宜しくお願い申し上げます。                                                                                                                           2023・1・1 横浜産業新聞編集部
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    ユーザ中心設計のすすめ(第52回)―アンビエント情報社会 プリント
    2010/04/08 木曜日 08:02:09 JST

    今回は「アンビエント情報社会」についてのお話です。

    アンビエント情報社会とは
    アンビエント(ambient)はあまり耳にされたことのない言葉かと思いますがこれは「周囲を取巻く、環境の」という意味です。人間の周囲を取り巻く環境(ambient)のあらゆる場所にコンピューターやIT機器、センサー等が存在し、ユーザはそれらを意識することなく、快適で安全、安心な生活を送ることが可能となる将来の情報社会を「アンビエント情報社会」と言います。この「アンビエント情報社会」は第43回のコラムで解説した「ユビキタスの社会」がさらに進化した社会と捉えることもできます。

    「ユビキタス社会」と「アンビエント情報社会」の違い

    現在は、ケータイが普及し一人一台の時代となりました。これさえ持っていれば、どこにいてもネットワークに繋がれたコンピュータを利用できるという意味では既に「ユビキタス社会」となっているともいえます。それでは「アンビエント情報社会」になることで現在の生活シーンがどのように変化するのか記述してみます。

    ユビキタス社会(現在)の場合:
    Aさんは、今日は大阪出張です。前日にケータイで路線検索を行ない保存している乗換駅や予定時刻が記載された情報を見ながら出かけました。さて、新幹線で新大阪駅に到着し在来線に乗り換えようとしたのですが、車両故障があり、電車がストップしていました。携帯電話で目的駅までの別のルートを調べ、電車に乗りましたが遠回りすることになり重要な打ち合わせに遅刻してしまいました。また、打ち合わせが終わり、帰路につくため最寄駅まで歩こうとしたら、急に大粒の雨が振りだしました。傘を持っておらず、タクシーを利用する羽目になり余分な出費となりました。

    アンビエント情報社会の場合:
    Aさんは、今日は大阪出張です。出かける前のひとときですが、ケータイの画面にはスケジュールに入力しておいた情報(打ち合わせ場所、時間)を基に本日の推奨ルートが表示されています。また、関西は夕方は雨になるとの天気予報も表示されています。さて、玄関の外は快晴です。ケータイのGPS機能はAさんが玄関を出たことを察知し、バイブレーション。画面には「傘はお持ちですか。」とリマインド文字が。うっかり折りたたみ傘を忘れるところでした。

    最寄り駅に着きましたが、昔のように、現金を持つ必要はなく、ケータイをかざすだけで全国どこへでも行くことができます。何事もなく新幹線に乗って、関西に向かっていると、京都の手前でまたバイブレーションが。画面を見ると、最新推奨ルートが表示されており、「次の京都駅で降りてください。新大阪駅で乗換予定の在来線が、車両故障で止まっています。目的地までは、下記の乗り換えルートがお奨めです。」とあります。この情報のおかげで10時の打ち合わせに無事、間に合いました。

    午後の打ち合わせの前のランチタイム。ケータイは私がお好み焼きが大好物であることを、GPSの行動履歴、メールやブラウジング履歴等からお見通しで、お昼前にさりげなくレコメンドしてくれます。「安くて旨いお好み焼き屋!徒歩3分。」
    午後の打ち合わせが終了し、帰路に向かおうとしていたところ、大粒の雨が。でも傘を持っているので大丈夫。ケータイは本当に賢い相棒だなあと感心しきりでした。

    上記のように、「ユビキタス社会」ではユーザが意識してコンピューターにアクセスしますが、「アンビエント情報社会」は、コンピューターがユーザを感知理解し、自律的に働きかけます。あたかも自分専用の有能な秘書がネットワークの中に存在しているように感じられるのではないでしょうか。

    「アンビエント情報社会」の実現にむけて

    第50回のコラムで解説した「コンテキストアウェアネス」は、「アンビエント情報社会」実現のための重要な技術です。また「アンビエント情報社会」では、特定のユーザに対して、置かれている状況に配慮し、本人にとって真に有益な情報を、いかに自然に判りやすく伝えるかが重要となります。これにはユーザ中心設計のノウハウが活かせるものと確信しております。

    *本コラムに関するご質問、ご感想や業務のご相談などもお気軽にどうぞ。
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                                                             過去記事一覧(第1回~第51回)
    筆者プロフィール
    鞆 幾也 (TOMO, Ikuya)
    tomo.jpg1988年 金沢美術工芸大学工業デザイン科卒業。
    1990年 株式会社ノーバス設立に参画。
    2003年 株式会社ジー・テック・ノーバス設立。代表取締役に就任。
    (2005年10月株式会社U'eyes Designに移管)
    2005年10月から2007年9月まで株式会社U'eyes Designの上級執行役員に就任。
    現在はU'eyes DesignのUCD上級コンサルタントとシニアアドバイザーを兼務。
    医療機器のプロダクトデザインを行いつつ1996年頃よりユーザインタフェースデザインの業務をスタート。
    特に1998年頃から携帯電話の操作仕様設計から画面のグラフィックデザインまで数多くの端末の開発支援をおこなう。
    UCD開発支援の実績としては鉄道自動券売機(オムロン製)がある。

    株式会社 U'eyes Design:http://ueyesdesign.co.jp
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