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今年も開催「みなとみらいスマートフェスティバル」その経済効果は?

今年も開催「みなとみらいスマートフェスティバル」その経済効果は?7月31日に横浜市のみなとみらいで開催された花火大会は、地元企業などが主体となった実行委員会によって、3年ぶりに開催された去年に続き今年も開催されました。  約2万発の花火が打ち上げられ、地元の飲食店やホテルなどに経済効果をもたらしました。  横浜市は、みなとみらい21地区の開発や事業活動がもたらす経済波及効果の推計を発表しており、2020年度には約2兆円の経済効果があったとされています。  世界的に有名な花火大会としては、シドニーの「ニューイヤーズ・イブ・ファイアーワークス」、モントリオールの「ラ・ロンドンド」、バルセロナの「マジカ・デ・ラ・メルセ」、ニューヨークの「マンハッタン・ファイアーワークス」などがあります。  これらの花火大会は、多くの観光客を集め、地元経済に大きな経済効果をもたらしています。
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お知らせ 再発刊に向けて準備中 大変ご迷惑をお掛け致しておりますがもう少しお待ちいただきます様宜しくお願い申し上げます。                                                                                                                           2023・1・1 横浜産業新聞編集部
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    ユーザ中心設計のすすめ(第50回)―コンテキストアウェアネス プリント
    2010/03/10 水曜日 20:51:24 JST

    今回はコンテキストアウェアネスについてのお話です。

    コンテキストアウェアネスとは
    Context AwarenessのContextは「文脈」、Awarenessは「認識」という意味です。 直訳すれば「文脈を認識する」ということになりますが、本来のコンテキストアウェアネスの意味は「各種センサーやネットワークなどの情報技術を活用して、人や物の置かれている状況や場所、時間、人や物の属性や目的などの情報を自動的に取得し、状況変化に応じて処理対応することができる仕組みや技術」のことです。

    このコンテキストアウェアネスによって、人は、いつ、どこにいても技術的なことやプロセスを意識することなく日常の生活の中で、利用価値の高い情報やサービスを受けられるようになります。コンテキストアウェアネスはユビキタス社会の実現に向けた重要なキーワードと言えるでしょう。

    どよのうに生活が変わるのか

    コンテキストアウェアネスによって生活がどのように変わるか私が将来予測として具体的なシーンを思い描いてみましょう。

    Aさんは妻と子供二人のごく一般的な家庭を持ったビジネスマンです。次の日曜日は、家族4人で鎌倉散策の予定です。Aさんは、自分の携帯電話にそのスケジュールを入力しています。すると、ネットワークに繋がった携帯電話から、「次の日曜は道路の渋滞が予想されますので、電車の利用をオススメします。」とアラートメールが入りました。Aさんの今までの行動履歴から、趣味は各地で美味しいものを食べること、神社仏閣巡り、路地裏散策であることは携帯電話はすでにお見通しです。自分のエージェントでもある携帯電話は、当日のプランを自動で複数案提示してくれます。当然、妻や子供の携帯電話に入力されたスケジュールから一緒に行くことも察知し、みんなの趣味嗜好も適度に配慮された内容になっているのでいつも関心させられます。プランの一つは、今までに行ったことのない蕎麦の美味しいお店、人気スイーツの路地裏にある喫茶店(これは娘の好み)、庭園の美しい神社がバランスよく入っておりこのオススメのプランどおりに散策することにしました。自宅のパソコンでインターネットを開くと、自動で付いたブックマークからそれらのお店の詳細情報も簡単に確認できました。

    さて、当日の朝、最新の天気予報を入手した携帯電話は夕方には雨になることを配慮して傘の持参を促します。色々準備している最中に、携帯電話と無線で繋がっているリビングの大型テレビには出発時間が大きく表示されています。

    「みんな準備はいいかい?出かけるよ~。」Aさんの掛け声で、玄関から出ようとした瞬間、携帯電話がバイブレーション。開いてみると、「画面には傘を忘れないように。夕方の雨は小雨なので折り畳みのもので十分でしょう。」
    とアラートが表示されており、その下には「デジカメはお持ちですか?」とのサジェスチョンがありました。どちらもうっかり忘れるところだったので、大変助かりました。(玄関を出る際に、ICタグが埋め込まれた傘とデジカメを持っていない場合は、携帯電話にアラートが表示される仕組みにより可能)

    さて、今日は渋滞が予想されるので電車で鎌倉まで行くことにしました。駅に近くなると電車の運行状況は通常どおりであることや、効率の良い乗り換えには何号車が良いかが表示されます。電車に乗って車窓を眺めていると、携帯電話のバイブレーションが作動しました。友達からの電話着信でしたが、今の時代、わざわざマナーモードにしなくてもその人が電車に乗っていることを察知して自動でマナーモードになるので便利です。(これは、携帯電話のGPS機能による場所判定と移動速度、加速度センサーから判別可能)

    長くなりそうなのでこのくらいにしておきますが、携帯電話を中心にしたコンテキストアウェアネスの活用シーンはいかがでしょうか。

    当然、それ以外にも、「自動で食材の不足や賞味期限を教えてくれる冷蔵庫」「洗濯する衣服を自動で判別し、最適な洗剤や洗濯時間を設定してくれる洗濯機」等々、色々な製品を使う生活がコンテキストアウェアネスにより便利になっていくでしょう。

    今後の課題
    非常に良いことばかりのようですが、便利と裏腹にセキュリティの問題もあります。人がどこにいてどういう状況なのかは個人情報そのものですし、特に他者と連携するようなサービスの場合は、細心の注意や配慮が必要になります。便利なものであっても、ユーザが任意に利用するか否かの選択権を持たせることも重要です。

    利便性とセキュリティを両立させてこそユーザ中心設計におけるコンテキストアウェアネスといえるでしょう。今後の発展に大いに期待しています。

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    筆者プロフィール
    鞆 幾也 (TOMO, Ikuya)
    tomo.jpg1988年 金沢美術工芸大学工業デザイン科卒業。
    1990年 株式会社ノーバス設立に参画。
    2003年 株式会社ジー・テック・ノーバス設立。代表取締役に就任。
    (2005年10月株式会社U'eyes Designに移管)
    2005年10月から2007年9月まで株式会社U'eyes Designの上級執行役員に就任。
    現在はU'eyes DesignのUCD上級コンサルタントとシニアアドバイザーを兼務。
    医療機器のプロダクトデザインを行いつつ1996年頃よりユーザインタフェースデザインの業務をスタート。
    特に1998年頃から携帯電話の操作仕様設計から画面のグラフィックデザインまで数多くの端末の開発支援をおこなう。
    UCD開発支援の実績としては鉄道自動券売機(オムロン製)がある。

    株式会社 U'eyes Design:http://ueyesdesign.co.jp
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