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技術者のビタミン・ニ週1冊「ほっとする人間関係」( Vol.21) プリント
2007/10/09 火曜日 08:21:57 JST
 「ほっとする人間関係」(林恭弘著/総合法令)

「こういうつもりがなかったのに、相手の心に傷ついてしまった」。
あるいは、「この言い方、むっとする」。
皆さんはこんな経験ありませんか?
人間の悩みのほとんどが、身近な人との関係なのです。
そのトラブルの多くは、言葉(言いまわし)に起因します。
言いまわしのこつが分かれば、ほっとする人間関係ができるのです。

1.言葉のキャッチボール
ポチ:「遅れるんだったら、連絡ぐらいしたらどうなの!?」
×たま:「あんたの方こそいつも時間にルーズでしょ!偉そうに言わないでよ!」
ポチ:「(ムカムカ...)」(険悪な雰囲気)
たまは、素直に謝れずに以前のことを持ち出してポチを責めてしまった。
ポチ:「遅れるんだったら、連絡ぐらいしたらどうなの!?」
○たま:「ごめんなさい。もう遅れないから。」
ポチ:「(笑顔...)」(ほっとした雰囲気)
厳しく叱ると素直に謝るのチャッチボールができています。

2.相手の話を聴く
ポチ:「あぁ、もう仕事に自信をなくしたよ。やめようかぁ」
×たま:「そんなにすぐ結論を出さないで、よく考えてみた方がいいよ」(命令)
×たま:「そういう悩みを乗り越えて、やりがいを感じるものなのよ」(説教)
×たま:「いつも愚痴ばかりね」(非難)
言葉の裏では相手の感情や考え方を否定している。
ポチ:「あぁ、もう仕事に自信をなくしたよ。やめようかぁ」
○たま:「そうですか。何かあったの」(あいづち)
○たま:「何かうまく行かないことがあったのね」(繰り返す)
○たま:「落ち込んでいるのね」(気持ちをくむ)
聞いてくれている、理解してくれていると感じる。

相手の立場・感情を理解してあげることが、仲良くするこつ。
そして、その理解の表し方は、まず言葉です。

yan.jpg筆者プロフィール
 氏名: 楊 仲慶(ヤン ツォンチン)
 生年月日: 1962年6月1日
 出 身 地: 中国浙江省

略歴
 1983年7月: 中国浙江大学電気工学部 卒業
 1990年9月: 東京工業大学電気電子工学科博士を取得
 1990年10月: 東洋電機製造(株)技術研究所入社
 1994年1月: 東洋電機製造(株)退社
 1993年7月: マイウェイ技研(株)設立
 1999年11月: 西安交通大学 特聘 教授

「技術者のビタミン・二週一冊」について

誰もが自分自身を成功させたいと思うはずです。そのために、重要なことは自分のレベルをあげることです。手軽く効果的な方法は、読書です。
【技術者のビタミン・二週一冊】は、技術者にとって読んだ方が良い本を私なりに選び、自分の体験と重ねながら紹介します。
本ビタミンと共に、是非ご一緒に読んでほしいです。
(本連載は筆者が発行するメルマガより筆者の許可を得て転載しています。)


 
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