心のビタミン・一週一話「対峙を乗り越えて」( Vol.26) |
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2009/10/12 月曜日 11:08:44 JST |
最近、すごく気付いたことがあります。
それは、対人関係において、対峙を恐れずに、対峙を乗り越えることがとても大事だということです。
対峙とは、絶対に目を背けない、正々堂々と正対することです。
つまり、本当に相手にとって利益になるものか、あるいは双方にとってベストなのか、真正面からぶつかってみることです。
会社対会社の取引において、長年の取引実績もあるし、少々こちらにとって不利な案件でも引き受けてしまうことは、誰もが経験することでしょう。
実際に、むしろ、「まず与える」観点から、積極的に引き受けるべきだと教科書には書かれています。
しかし、それは1つの落とし穴があります。
相手が、こちらが喜んでいると勘違いな場合、何度も同じことを依頼され、そうなると、とうとう両社の関係が破壊に向かいます。
ビジネスを長く続けるには、双方にとってWin-Winが必要です。
実は、上司と部下の関係も同じです。
これまで、私は問題のある部下に対して、傷づくのを恐れて、遠まわしに言ったり、部署移動をしたりしてきました。
しかし、部下は気付かず、問題が先送りになってしまったことが多い。
結果的に、部下にとって不幸になってしまう。
夫婦関係も同じです。
一時的に相手の機嫌取って、対峙をさけても、問題はずっと残り、最後に感情が爆発し、決裂になる恐れがあります。
最近、ようやく相手と真正面から対峙することができ、まず、心に思っていることを率直に相手に伝えるようにしています。
もちろん、心の底に愛情をもつことは言うまでもない。
その対峙を乗り越えることこそ、本当によい人間関係、しいては、信頼関係が作られると信じています。
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筆者プロフィール
氏名: 楊 仲慶(ヤン ツォンチン)
生年月日: 1962年6月1日
出 身 地: 中国浙江省
略歴:
1983年7月: 中国浙江大学電気工学部 卒業
1990年9月: 東京工業大学電気電子工学科博士を取得
1990年10月: 東洋電機製造(株)技術研究所入社
1994年1月:
東洋電機製造(株)退社
1993年7月: マイウェイ技研株式会社設立 (現Mywayプラス株式会社)
1999年11月: 西安交通大学 特聘 教授
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