心のビタミン・一週一話「技術はどう生まれるのか」( Vol.24) |
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2009/09/28 月曜日 09:42:11 JST |
先週、見城先生に上海まで来ていただき、上海電機学院にて、モータ制御について、ご講演いただきました。
ここ中国では、省エネが政府の基本方針で、あるゆる分野で「技術革新」が求められています。
先生の講演も大変ご好評で、上海電機学院の教員・学生だけではなく上海大学や上海交通大学、そして、上海電気など多くの方々がご参加されました。
見城先生は、職業能力開発大学教授を退職後、日本電産・モータ基礎研究所所長を経て、
現在、同名誉所長に勤めておられます。
私が、先生の講演を聞いて、1つ気付きがありました。
先生は講演中、「技術はどう生まれるのか」を臨席の皆さんに問いかけました。
「実は、戦争中に多くの技術が生まれました。それは、熾烈な競争があるからです。
しかし、平和な時代に、競技は技術を生む一番の方法だ。」
と先生は、つけ加えました。
実際に、見城先生は、模型飛行機の競技をやっておりそれ用のモータ・コントローラを研究されています。
大きさ40mm四方のコントローラで、電流300Aという試作機を作ったのです。
「現在、技術が生まれないのは、このような遊び(競技)にかける時間が少なすぎるからだ」と、先生の話を聞いて、大変納得しました。
会社経営も同じです。
優れた技術・製品を生むには、学会活動に参加したり、あるいは、チーム間の競争を仕組むなど、工夫が必要ですね。
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筆者プロフィール
氏名: 楊 仲慶(ヤン ツォンチン)
生年月日: 1962年6月1日
出 身 地: 中国浙江省
略歴:
1983年7月: 中国浙江大学電気工学部 卒業
1990年9月: 東京工業大学電気電子工学科博士を取得
1990年10月: 東洋電機製造(株)技術研究所入社
1994年1月:
東洋電機製造(株)退社
1993年7月: マイウェイ技研株式会社設立 (現Mywayプラス株式会社)
1999年11月: 西安交通大学 特聘 教授
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