横浜産業新聞
larger smaller reset larger
Home arrow ホーム arrow ヘッドラインニュース arrow 心のビタミン・一週一話「なぜ、EVか」( Vol.19)

注目記事

先進企業のCSR


広域産学連携


100年企業の条件


MH_cornor


SP_cornor

RSS配信

心のビタミン・一週一話「なぜ、EVか」( Vol.19) プリント
2009/08/24 月曜日 10:04:54 JST

当社は2~3ケ月に1回、Myway塾という社内勉強会を開いています。
社外から著名人を招いて、講演をしていただくものです。
社員によい刺激を与えて、見識を広げてほしいと思うからです。

先週金曜日に、日本EVクラブの代表である館内さんに来ていただきました。
舘内さんは元レーシングカーの技術者でしたが、現在は、テクノロジーと文化の両面から自動車評論家として活躍しています。
1994年に設立した日本EVクラブの代表も務め、電気自動車や低公害車の普及に奔走しています。

館内氏によれば、自動車業界は地球温暖化と石油の枯渇という二大問題を抱えています。
車1台産出するCO2が、約4~5トンあり、2リッターのペットボトルで換算すると約140万本もあるそうです。
これら排出される大量のCO2が地球温暖化を引き起こし、現在も、洪水や旱魃などの異状気象が各地で発生しています。
このまま続くと、2100年には、地球の平均温度が約5度上昇し、人類が破滅の状態に追い込まれます。
また、自動車に使う石油もあと20年で今のように潤沢には使えなくなり、私たちの豊かな生活もできなくなります。
だから、政府は2050年までに、50%のCO2カットを打ち出しています。
館内さんによれば、本当は80%のカットが必要だそうです。

一方、電気自動車の燃費は、ガソリン車の5~6倍のよさをもち、また、走行中もCO2を排出しないという利点があります。
現在のガソリン価格が120円/リッターで計算すると、ガソリン車が100km走行に必要な燃費は約1100円です。
電気自動車は夜間充電であれば、100km走行にたったの60円です。

わが社は、車の電動化に貢献することを目標に掲げています。
日夜、技術開発に奮闘する社員の皆さんにとって今回の講演は、仕事のやりがいや仕事の意味を考える上で大きな影響を与えてくれました。
館内さん、ありがとうございました。
これからも、社員一同、地球にちょっぴりいいことをしていきます。

----------------------------------------------------------------------
PR: 当社はEV用モータ制御技術者(幹部候補)を募集しております。
----------------------------------------------------------------------
yan.jpg筆者プロフィール
 氏名: 楊 仲慶(ヤン ツォンチン)
 生年月日: 1962年6月1日
 出 身 地: 中国浙江省
略歴:
 1983年7月: 中国浙江大学電気工学部 卒業
 1990年9月: 東京工業大学電気電子工学科博士を取得
 1990年10月: 東洋電機製造(株)技術研究所入社
 1994年1月: 東洋電機製造(株)退社
 1993年7月: マイウェイ技研株式会社設立 (現Mywayプラス株式会社)
 1999年11月: 西安交通大学 特聘 教授

 
< 前へ   次へ >

支援企業・団体

連載/コラム

広告主募集

 
ホーム  |  スタッフ募集
Copyright 2004-2007 横浜産業新聞 - 横浜における情報産業の情報発信「ハマビズ」 - All rights reserved.
横浜産業新聞に掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権は横浜産業新聞またはその情報提供者に属します。