心のビタミン・一週一話「人がやりたくないことをやる」（ Vol.5）

2009/05/11 月曜日 18:05:45 JST

先週、ある友人の紹介で、綾（あや）徳福社長と対談する機会がありました。 綾社長は中国生まれの残留日本人孤児で、50歳を超えた「青年」です。 なぜ、青年かというと、心が若いからです。 綾社長はいくつかの会社を経営していますが、メインは、精密モータやプリンタ部品などの精密機械加工業です。 → http://www.okachina.com/ ここ数年、パナソニックなど日系企業との取引が増え、事業が急速に拡大しています。 いま、彼の悩みは、「儲かったお金を何に使うか」だそうです。 なぜ、そんなに儲かるのか、その秘密を聞いてみました。 その１、「私は人のやりたくない仕事を喜んで引き受ける」。 他社ができないこと、やりたくない仕事だからこそ、差別化につながり、利益が出るのです。 綾社長は、精密機械が専門で、根っこからの技術者です。 どんなに難しいことでも、やってやるという気概の持ち主です。 その２、「お客様からの改善要望を必ず応える」。 お客様からの改善要望に対して、例え、損を出しても必ず、お客様が満足するまで、やりきる。 実は、綾社長の会社は営業マンがいない。 すべてが、口コミで仕事を頼んでくるのです。 また、前金をもってきて仕事を頼んでくるお客様もいるそうです。 「難しい仕事しかやらない」「お客様を裏切らない」、という綾社長のチャレンジ精神と、人柄に惚れました。 今後、綾社長と一緒に電動車モータをつくっていくことになり、一緒に仕事ができることを楽しみにしています。 ---------------------------------------------------------------------- PR: 当社は2009年度の新卒を募集中しています。 ---------------------------------------------------------------------- 筆者プロフィール  氏名： 楊 仲慶（ヤン ツォンチン）  生年月日： 1962年6月1日  出 身 地： 中国浙江省 略歴：  1983年７月： 中国浙江大学電気工学部 卒業  1990年9月： 東京工業大学電気電子工学科博士を取得  1990年10月： 東洋電機製造(株)技術研究所入社  1994年1月： 東洋電機製造(株)退社  1993年7月： マイウェイ技研(株)設立  1999年11月： 西安交通大学 特聘 教授

 

< 前へ		次へ >