心のビタミン・一週一話「走ってから考える」( Vol.3) |
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2009/04/28 火曜日 10:37:19 JST |
先週月曜、IATという車の設計試作会社を訪問しました。
→ http://www.iat-auto.com/
社長の宣奇武さんは、清華大学自動車学科を卒業後、来日。
九州大学の博士学位を取得後、約7年間三菱自動車にて、エンジニアとして、エンジンの設計に長く携わった。
2001年に脱サラし、日本・岡崎で、IATという会社を設立し、2002年に中国・北京に現地法人を立ち上げた。
わずか7年で、社員600人を超える会社に成長した。
IATは、車のシャーシやボディのデザインだけではなく、エンジンやパワートレインの設計試作から、振動・強度・熱解析まで要は、車丸ごと設計、試作できるのです。
ここまで急速に成長できたのは、近年、中国の著しい経済成長があったことは否めない。
しかし、それ以上に、宣社長の大胆な経営手法に奏功したと私が思う。
「体制を整えてから、注文をとりに行くのではなく、まず、注文をとること。それから人材をスカウトし、体制を整えていく」と宣社長の言葉に深く感銘を受けました。
現在、IATには、日本人・韓国人シニア技術者が30人以上もいて現地の若い中国人技術者に指導を当たっている。
今回、IATは電気をわかる技術者が1人もいないにもかかわらず某大手から、電気自動車の設計試作の業務を丸ごと受託したのです。
そこで、わが社も含め、いろいろな会社の協力をしながらプロジェクトをこなして行くそうです。
それを通して、IATは勉強しながら、体制を整えていくそうです。
わが社は「走りながら考える」ことを基本としているが、IATの「走ってから考える」に対しては、遅れていますね。
これから、宣社長のチャレンジ精神に習って、電気自動車事業に取り組んでいく決意です。
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筆者プロフィール
氏名: 楊 仲慶(ヤン ツォンチン)
生年月日: 1962年6月1日
出 身 地: 中国浙江省
略歴:
1983年7月: 中国浙江大学電気工学部 卒業
1990年9月: 東京工業大学電気電子工学科博士を取得
1990年10月: 東洋電機製造(株)技術研究所入社
1994年1月:
東洋電機製造(株)退社
1993年7月: マイウェイ技研(株)設立
1999年11月: 西安交通大学 特聘 教授
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