技術者のビタミン・ニ週1冊「人本主義経営」( Vol.50) |
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2008/12/22 月曜日 09:15:14 JST |
「隠れた人材価値」(チャールズ・オライリー/翔泳社)
成功する会社は間違いなく、社員を大事する文化・社風があります。
では、社員を大事することとは何か?
私は以下3つがあるように思います。
1.会社の経営思想・価値観として、会社は儲かることが目的ではなく、
社員がそれぞれ自分の才能を発揮し、御客様・社会貢献を通して、自己実現する場であることを経営理念としている。
2.研修・評価・人事異動など、人事政策の面において、社員の成長に着眼点をおいている。
3.会社のゴールと社員の利益を一致させている。
私は人の採用、教育、人事配置において、わが社で活躍する場があるかどうか、能力を生かせるかどうか、そして、どう成長につながるか、などを心がけています。
本書を読んで、感銘した言葉をいくつか紹介します。
- サウスウェスト航空の3つの基本価値観
1)仕事は面白くあること、仕事は遊びでもある。楽しもう。
2)仕事は大切だ。深刻、生真面目になってはだめ。
3)社員は宝。皆かけがえのない社員。
- 社員は顧客の対応でいい判断を下し、良識ある行動をとった場合には社則にかかわらず、制裁を受けることはない。
- 誤って採用した人を教育しなおすのは大変です。
- スキルが採用の重要な理由になることはない。
素晴らしい姿勢のある人を採用します。
訓練次第でスキルアップは可能ですが、人間としての姿勢を変えることはできないからです。
- 成功を手にしたいのなら、リスクをとることです。
これまでと同じやり方をしていたのでは、同じ結果しか得られません。
- 職場環境と社員向けのサービスを充実させれば、皆のストレスや日々の心配を減らし、事業にプラスの効果をもたらすことができる。
- PPSでは、マネジャーはゼロ、大勢存在するのはリーダーである。
リーダーは、部下が本来持っているポテンシャルを十二分に発揮できるように、教え、育て、フィードバックし、指導する責任がある。
筆者プロフィール
氏名: 楊 仲慶(ヤン ツォンチン)
生年月日: 1962年6月1日
出 身 地: 中国浙江省
略歴:
1983年7月: 中国浙江大学電気工学部
卒業
1990年9月: 東京工業大学電気電子工学科博士を取得
1990年10月: 東洋電機製造(株)技術研究所入社
1994年1月: 東洋電機製造(株)退社
1993年7月: マイウェイ技研(株)設立
1999年11月: 西安交通大学 特聘 教授
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